目指すは売上向上とシェア拡大。未経験から大活躍の若手営業マンに密着!

土木・建設をはじめさまざまな現場で活躍する建設機械。その販売・レンタル・サービスの提案を一手に引き受けるのが『コマツ富山』の営業マンだ。有能な人材が揃うなかでも、いま、めざましい活躍をみせているのが、2021年に入社した水野 航希さん(27)。そんな若手のホープ・水野さんに1日密着し、仕事ぶりを追ったほか、仕事への想いを聞いた。

やりがいと成長度に惹かれ『コマツ富山』の営業職へ

『コマツ富山』営業・水野 航希さん

水野さんの所属は営業課。『コマツ富山』とお客様の“つなぎ役”として、土木・建設をはじめとした会社を訪問し、建設機械の販売・レンタル・サービスを提案している。営業3年目ながら販売成績は上々。しかし、営業職はまったくの未経験だという。一見、なかなかのチャレンジのように思えるが、水野さんはなぜ営業職を志したのか。そして、なぜ『コマツ富山』を選んだのか。

水野さん:前職は事務職。主に部品の発注業務を担当していました。そのなかで営業の方々と接する機会があり、営業という仕事がもつやりがいに魅力を感じるようになりました。『コマツ富山』との出会いは知り合いの紹介。会社説明会に出掛けたところ、ちょうど営業職を募集していて。あとは、企業として今後の成長を期待できるところにも惹かれました。

入社を決め営業として働きはじめた水野さん。毎日、8時前に出社し、ラジオ体操・朝礼に参加したあとは、サービススタッフとのミーティングで建設機械のメンテナンスの内容と進捗を確認。資料作成などの事務作業を済ませたら、いよいよお客様訪問だ。

自分で考えて動けるからこそおもしろい

この日、向かったのは射水市小杉白石にある『伸栄工業株式会社』。水野さんが新規に開拓し獲得したお客様だ。たびたびの訪問が実って取引がはじまり、今ではすっかり信頼関係が築かれ、商談もどこか打ち解けた雰囲気。商談のお相手は代表取締役の串田さん。水野さんの印象について聞いた。

串田さん:訪問はまめ、説明は丁寧、要望や苦情には即対応。また、フェイス・トゥ・フェイスを大切にしてくれるので安心感と信頼感があります。今後、水野さんには、自身の成長はもちろん、若手の育成にも注力してもらい、わが社を末永く支えてもらいたいですね。

おもいがけず褒められ、すこし照れくさそうな水野さん。このような高評価を得られる理由は何か。営業としての心構えについて聞いた。

水野さん:営業というのは正解がない仕事。こうすれば売れるということはないし、こうふるまえば気に入ってもらえるということもない。だから、まずはありのままの自分でぶつかり、つまづくたびに修正や工夫を加えています。そのかいあってか、今ではいろいろなお客様とお付き合いさせていただけるようになりました。自分で考えて、動いて、結果につなげていける。これこそが営業の魅力でありやりがいなのではないでしょうか。

商談が終わったのはお昼近く。普段、ランチは定食屋など決まったところに出掛けるという水野さん。この日はちょっと趣向を変えて、『IKEDA Group』が運営する『Café Socio』へ。注文したのはスパイシーでボリューミーな「ジャークチキンランチ」。午後からのお客様訪問に向けて英気を養う。

環境性にすぐれた電動ショベルの普及促進に注力

『コマツ富山』が取り扱う建設機械にはさまざまなものがあるが、なかでも販売に力をいれているのが電動ショベル。エンジンではなく電動モータで駆動するため、排ガスゼロ、オイル交換不要、部品交換も最小限だ。カーボンニュートラルへの貢献とメンテナンスコストの削減を叶える、環境性と経済性にすぐれたこの建設機械だが、2023年度に電動ショベル発売直後、コマツ富山においては既に有線式の全国2号機をいち早く受注、2024年2月現在県内で稼働している。これを皮切りにさらなる普及促進は見込めるのだろうか。

水野さん:『コマツ』の電動ショベルのなかには、国土交通省が創設した「排出ガス対策型建設機械指定制度」「GX建設機械認定制度」にリストアップされている機種もあり、環境意識が高い行政機関や元請業者と取引のある会社などではすでに導入がはじまっています。担当のお客様にも導入を検討される方がでてきているので、普及促進は充分に見込めるのではないでしょうか。私自身は普及促進の一助となれるよう、社内外の専門スタッフが講師を務める月1回の勉強会に参加し、電動ショベルに関する知識を蓄えています。ちなみに、この勉強会後におこなっているのが営業マン交流会。私が企画したもので、有益情報やミス・トラブルの共有により、お客様満足度の高い販売・レンタル・サービスの提案につなげていけるようにしています。電動ショベルの普及促進にもいい効果をもたらせればという期待ももちろんあります。

サークル活動への参加でプライベートも充実

水野さんと話をするうちに伝わってきたのは仕事の充実感。「プライベートの充実感は?」と尋ねると、どうやらいうまでもない様子だ。じつは、『コマツ富山』では、費用の半分が会社負担ということもあってサークル活動が盛ん。水野さんもゴルフとウインタースポーツのサークルに参加している。

水野さん:ゴルフはサークルをきっかけにはじめ、今ではすっかり夢中に。ウインタースポーツのサークルは今年からスタートしました。メンバーは20~40代と幅広く、他支店・営業所の方もいる。ふだん交流できない方たちと交流できるのがすごくいいですね。趣味や仕事の話をしていると刺激や発見があり、参加するたびに元気がもらえます。

プライベートが充実することで仕事もますます充実し、毎日にいいサイクルを生みだせている水野さん。今後の目標が気になるところだが、「既存・新規問わず1日10件を目安にお客様訪問をおこない、きっかけやつながりを少しでも増やして、会社の利益向上・シェア拡大に努めていきたい」と力強く語ってくれた。水野さんの活躍にこれからも期待したい。